ヘリコイド作製(名付けて「けちけちヘリコイド撮影システム」)

一眼デジカメで写真を撮るとき、もっとも問題になるのがピント合わせである。一眼デジカメは、リアルタイムモニターがないため、画像を液晶に撮しながらピント合わせができない。(D20aは別)さらに、カメラに付いている小さな液晶では、ピントが合っているのかもよく分からない。シビアなピント合わせには、ヘリコイドを使いたい。さらに、このヘリコイドを使えば、ピントの再現性もあるので、次回以降のピント合わせにも苦労しないようになりそうだ。
 ED115Sは、フリップミラーを取り付けているので、その部分を改造してヘリコイド風に仕上げてみた。フライアイルーペとこのけちけちヘリコイドシステムを使うだけで、ピンぼけ写真がなくなって役立っている。

フリップミラーにCanon用Tリングを付け、カメラを取り付けることになっている。そこで、注目したのがこのTリングである。カメラを取り付けながらTリングを回すと、ネジがゆるむ分カメラは前後に動くことになる。ただ、このままではカメラを固定ができないので、水道用バンド(?)をフリップミラーに取り付け、ジャストピントになったときに、このバンドを締め付けるという装置だ。出っ張りのある関係で、やく300度程度しか回転できないので、この範囲で前後1o弱(800ミクロン程度)動くことになる。バンドには目盛りを書いているので、この目安を使ってピントを追い込んでいる。当然直進ヘリコイドでもないのでカメラは回転してしまうのだが、そこはトリミングでどうにかする。