ピント合わせツールの製作


デジタル一眼カメラにするとファインダーが見にくく、星を使ってのピント合わせはほとんど勘に頼ってしまうことになる。当初、私もこのピントが合わないということでかなり悩んでいた。マグにファイアーを取り付けてみたが、本当にピントが合っているのか分からないし、カメラについている液晶では拡大しても自信が持てない。
 そこで、誠報社発売のフライアイルーペ(2980円)というソフトを購入した。これは、をの字さんが作製したソフトを誠報社が販売しているようで、詳しくは作者のHPを見ると説明が載っている。このソフトは本当に便利で、シャッターを切ると自動的にそのファイルを読み込んでくれて、強拡大でパソコン上に表示してくれる。難点は、なんたってパソコンがないと何にもできないことだ!が、私のシステムは、Astrosnapを使うのでどっちにしてもパソコンを使用することになるので、あんまりこのことは苦にならない。
 ここで大切なのは、十字の画像を使ってピント合わせすることである。ピントが合っていたらこの十字が一本線になって、さらに色合いも青・黄色の間(?)になるようだ。

屈折だと、十字ができない! レンズまえに、紙テープで十字をはり付け
ピントが合っていないので、二重に見える。

反射望遠鏡の場合は射鏡の支持脚があるのでよいのだが、ED115Sは屈折のために使えない。当初、レンズフードに紙テープを使って十字線を作っていたのだが、けっこうこれが面倒くさい。
 そこで、プラスチック板を加工して、十字キャップを製作した。

プラ板にコンパス・カッター・はさみを使って製作 できあがった部品2点
ホッチキスと接着剤を使って組み立て 対物レンズ前に装着。
ちょっと曲がって見えるのはお愛嬌!