オリオン座大星雲 M42
2006.11.22
ε180
EOS KissDigital(改造) ISO800 露出 5分×3枚 2分×3枚 1分×3枚 コンポジット 五頭山にて
εによるオリオン大星雲。短時間で撮影できるので、多段階露出を行って仕上げてみたが、まだまだ思うとおりの絵に仕上がっていない。
1年前のM42に比べると自然な処理で、なれてくるとやはりこちらの方が落ち着いた感じである。反射系なので、青ハロも全くなく、さすがεのシャープさが際だつ。

オリオン座大星雲 M42
2005.11.1
ED115S LPS−P2フィルター使用
EOS KissDigital(改造) ISO800 露出 15分×2枚 2分×1枚 コンポジット 五頭山にて

オリオン座大星雲 M42
2005.11.1
ED115S LPS−P2フィルター使用
EOS KissDigital(改造) ISO800 露出 15分×2枚 2分×1枚 コンポジット 五頭山にて

1年前からデジカメでの天体写真を始めたが、その頃はピントだしもうまくできず、さらにガイド撮影もなかったのでうまく撮すことができなかった。
それから、ガイド鏡を用意したりWebカメラによる自動ガイドをマスターしたりとずいぶん学ぶことが多かったが、満足なM42を撮ることができた。撮ってみると、意外にもHαによる赤が少なく、青色に輝く酸素による光も多く見られるようで、改造デジカメでなくても結構M42は写ったのだろうと思われる。
M42は中心部がかなり明るいので、同じ露出時間では白とびしてしまう。そこで、露出時間を何段階に分けてコンポジットするとよりきれいな画像が得られそうで、この写真も2分の画像を重ねることで中心部の白飛びがすこしだが抑えられている。今シーズンは、さらに細かいコンポジットに挑戦してみたい。

露出2分 中心部はよく見えるが、周辺の画像
はまだ薄い。
露出15分 周辺は十分な写りだが、中心部は
白とびしている。
2分と15分の画像を使ってコンポジット。
バランスのよい画像が得られる。